昨今、日本で働いている外国人が増えてきています。

外国人労働者数は1,658,804人で、前年同期比198,341人、13.6%の増加

(平成19年に届出が義務化されて以降、過去最高を更新いたしました。 国籍別では、中国が最も多く418,327人(外国人労働者数全体の25.2%)。

次いでベトナム401,326人(同24.2%)、フィリピン179,685人(同10.8%)の順となっています。

前年対比では、ベトナム(26.7%)、インドネシア(23.4%)、ネパール(12.5%)といった伸び率になっています。

在留資格別では、「専門的・技術的分野の在留資格」の労働者数が329,034人で、前年同期比52,264人、18.9%の増加。

また、永住者や日本人の配偶者など「身分に基づく在留資格」の労働者数は531,781人で、前年同期比36,113人、7.3%の増加などとなっています。

※厚生労働省調べ(令和元年10月末現在)

実際に、日本企業で働く社会人経験5年目の中国籍の女性に話を伺ってみました。

金 銀姫さん 営業職 5年 国籍:中国

―日本語を学習するきっかけは何でしょうか?

金さん)中国の東北地方 延辺では中学1年~6年間、第二外国語で日本語学習している時期があり、学習後に留学で来日しました。

学校の先輩や親戚から日本の衛生環境が良さ、街が整備されているということを聞いておりましたが、何よりも当時学習していた韓国語と日本語が似ていることが興味を持った大きな要因でした。

高校卒業後、日本の大学内にある日本語学科で1年半日本語学習を経た後、同大学の生活情報学科を卒業しました。

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―日本で働いた後に中国へ帰国を想定していましたが、日本の働き方が自分に合っていると感じた金さんですが、中国の友人と話をして感じた日本と中国での働き方の違いはどんなところでしょうか。

金さん)中国は日本に比べ少しのんびりして勤務をしていますが一番大きな違いでした。

現在、私は企業等で働く外国籍社員のための日本語研修導入の営業を担当しておりますが、お客様への「おもてなし」を心がけております。

自分も通ってきた道だからこそ、日本語習得や日本企業で働くビジネスマナーをこれから学ぶ多くの方々にしっかりと学んでいただきたいと思っています。

また、お客様の成長を直接見ることで、自分自身の仕事のモチベーションにもつながっています。

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営業部のなかでトップの成績を出している金さんですが、そこには、自身の努力と「おもてなし精神」を常に心がけていることへの結果の表れだと思います。