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日本の会社で働く時や、日本のコンビニやレストランでアルバイトをする時に、覚えておくと便利な日本語は「上司の呼び方」です。日本では、職場の上司を名前ではなく役職名で呼ぶことが一般的です。日本の会社や職場にはどんな役職があるのでしょうか。日本で働く時に困らないよう、覚えておきましょう。
1. 店長(tenchō)
「店長(tenchō)」は、店長を意味します。「店長(tenchō)」は、働く人を管理したり、商品やお金を管理したりします。
例文
新しく配属された店長は責任感を持って働いている。
Atarashiku haizokusareta tenchō wa sekininkan wo motte hataraiteiru.
The newly assigned manager works with a sense of responsibility.
2. エリアマネージャー(eria manējā)
「エリアマネージャー(eria manējā)」とは、地方や地域の店舗運営や売り上げを管理する人のことです。店の運営が順調か確認したり、「店長(tenchō)」をサポートしたりします。
例文
エリアマネージャーから伝言をあずかっています。
Eria manējā kara dengon wo azukatte imasu.
I have a message from the area manager.
3. 工場長(kōjōchō)
「工場長(kōjōchō)」は、工場で一番責任がある人です。工場で働く人や工場で作る商品、工場で使用する機械を管理します。「工場(kōjō)」は物を作る場所を意味しています。
例文
田中さんは北海道にできた工場の工場長に任命された。
Tanaka-san wa Hokkaido ni dekita kōjō no kōjōchō ni ninmei sareta.
Mr. Tanaka was appointed as the plant manager of a new factory in Hokkaido.
次に、会社での役職について紹介します。日本では上司のことを役職名で呼んだり、「鈴木主任(Suzuki shunin)」というように相手の苗字(Suzuki)と役職名(shunin)で呼んだりします。会社では職位が低い一般社員の立場からどのように役職があるのか順番に見ていきましょう。
4. 主任(shunin)
「主任(shunin)」は、chiefのことで、一般社員をまとめるリーダーです。小さな会社では一般社員全体をまとめています。大きな会社ではグループごとに「主任(shunin)」がいます。「主任(shunin)」のことを、「チーフ(chīfu)」と呼ぶ会社もあります。
例文
佐藤さんは気配りができる立派な主任だ。
Sato-san wa kikubari ga dekiru rippana hito da.
Mr. Sato is an excellent chief who is considerate.
5. 係長(kakarichō)
「係長(kakarichō)」は、chiefのことで、「主任(syunin)」より上の役職です。「主任(syunin)」も「係長(kakarichō)」も英語ではchiefと訳されますが、日本では階級が違います。日本では「主任(syunin)」→「係長(kakarichō)」→「課長(kachō)」→「部長(buchō)」の順で、役職が上がっていきます。
例文
係長は本日外出しております。
Kakarichō wa honjitsu gaishutsu shite orimasu.
The chief is out today.
6. 課長(kachō)
「課長(kachō)」は、managerのことで、「係長(kakarichō)」より上の役職です。「係長(kakarichō)」までは実際の業務が仕事となってきますが、「課長(kachō)」は、人や物、状況の管理が仕事に加わります。
例文
山田さんは昇進して課長になった。
Yamada-san wa shōshin shite kachō ni natta.
Mr. Yamada was promoted and became a manager.
[日本のことが気になる?一緒に日本語を学びませんか?]
7. 部長(buchō)
「部長(buchō)」は、directorのことで、「課長(kachō)」より上の役職です。50人~100人くらいの部下がいます。「部長(buchō)」の仕事は、働きやすい環境を作ったり、会社の戦略を考えたりすることです。
例文
私は部長の指示に従います。
Watashi wa buchō no shoji ni shitagai masu.
I will follow the director's instructions.
8. 専務(senmu)
「専務(senmu)」は、executive directorのことで「社長(shachō)」の補佐をする人です。「社長(shachō)」と一緒に会社の戦略を考えたり、「社長(shachō)」と「社員(shain)」の仲介役をしたりします。「社長(shachō)」の側で、「社長(shachō)」の仕事を手伝います。
例文
専務の秘書が退職するので後任を探そう。
Senmu no hisho ga taishokusuru no de kōnin wo sagasō.
The executive director's secretary is retiring, so we need to find a replacement.
9. 副社長(fuku shachō)
「副社長(fuku shachō)」はvice presidentのことで、社長の次に責任のある人です。社長の補佐をしたり、社長が不在の時は、社長の代理になったりします。会社によっては、「副社長(fuku shachō)」がいないところもあります。
例文
副社長の保有株式は全体の10%だ。
Fuku shachō no hoyū kabushiki wa zentai no 10-pāsento da.
The vice president owns 10% of the company's stock.
10. 社長(shachō)
「社長(shachō)」は、会社のpresidentです。「代表取締役(daihyō torishimariyaku)」という肩書がつくこともあります。「社長(shachō)」は会社に一人ですが、「代表取締役(daihyō torishimariyaku)」は会社に複数いる場合があります。
例文
社長にお目にかかることができて光栄です。
Shachō ni omenikakaru koto ga dekite kōei desu.
I am honored to meet the president.
例文
わが社の代表取締役は佐藤社長です。
Wagasha no daihyō torishimariyaku wa Satō shachō desu.
The representative director of our company is President Sato.
11. 会長(kaichō)
会長(kaichō)は社長(shachō)より上の立場ですが、会社の決定権は社長(shachō)にあります。会長(kaichō)は社長(shachō)の相談役といえるでしょう。会長(kaichō)と社長(shachō)を兼任している人もいます。
例文
会長のお話に感動しました。
Kaichō no ohanashi ni kandō shimashita.
I was impressed by the story of the chairman.
日本の会社で働いたり、日本の会社と商談をする時は、誰がどの役職なのか確認すると適切なコミュニケーションがとりやすくなります。相手の呼び方がわからなければ、「なんとお呼びしたらよろしいでしょうか(nanto oyobi shitara yoroshī deshō ka)」と聞いて確認するのも良いでしょう。
実は、日本の会社の役職は他にも「次長(jichō)」や「室長(shitsuchō)」などたくさんあります。どのような役職かわかりますか?日本語が少しでも気になったら、経験豊富な先生の実用的な日本語を教えてくれるヒューマンアカデミー日本語学習Plusに無料で会員登録してみませんか?無料の体験授業も実施しています!
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