opposite
日本語のコミュニケーションには、既に述べた内容と反対のことを言うときの逆接表現はいくつかあります。いろいろな逆接表現を知って実際の日本語の会話でも使えるようになりましょう。
1. しかし(shikashi)
「しかし」は、文と文を結ぶ逆接の接続詞です。前の文と反対のことを言うときに、「しかし(shikashi)」を使います。「しかし(shikashi)」は会話と文章の両方で使うことができます。他の逆説表現と比べて、話し手の主観が強い言い方です。
例文
私は朝、ごはんを食べます。しかし、妻はパンを食べます。
Watashi wa asa, gohan wo tabemasu. Tsuma wa pan wo tabemasu.
I eat breakfast in the morning. But my wife eats bread.
例文
日本酒は和食に合う。しかし、フレンチにも合う。
Nihonshu wa washoku ni au. Shikashi, furenchi ni mo au.
Sake goes well with Japanese food. But it also goes well with French food.
例文
頭が痛い。しかし、会社に行かなければならない。
Atama ga itai. Shikashi, kaisha ni ikanakereba naranai.
My head hurts. But I have to go to the company.
例文
彼女とデートの待ち合わせをした。しかし、彼女は来なかった。
Kanojo to dēto no machiawase wo shita. Shikashi, kanojo wa konakatta.
I met up with her for a date. But she didn't come.
2. だが(daga)
「だが(daga)」も、「しかし(shikashi)」と同じように前の文と文をつなぐ逆接の接続詞です。「だが(daga)」は文章の中で使われることが多いですが、会話で使うこともできる表現です。「だが(daga)」を会話で使う場合、主に男性が使うことが多いです。
例文
日本酒は和食に合う。だが、中華には合わない。
Nihonshu wa washoku ni au. Daga, chūka ni wa awanai
Sake goes well with Japanese food. But it doesn't go with Chinese food.
例文
雨の予報だったので傘を持って家を出た。だが、全く降らなかった。
Ame no yohō datta node kasa wo motte ie wo deta. Daga, mattaku furanakatta.
The weather forecast said it was going to rain, so I left home with an umbrella. But it didn't rain at all.
例文
私たちは試合に負けた。だが私たちはベストを尽くした。
Watashitachi wa shiai ni maketa. Daga watashitachi wa besuto wo tsukushita.
We lost the game. But we did our best.
例文
寝坊した。だが遅刻はしなかった。
Nebō shita. Daga chikoku wa shinakatta.
I overslept. But I wasn't late.
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3. だけど(も)(dakedo(mo))
「だけど(dakedo)」も文と文をつなぐ接続詞で、前の文と反対のことを言うときに使います。「しかし(shikashi)」や「だが(daga)」よりも柔らかい言葉遣いです。「だけども(dakedomo)」と言うこともあります。
例文
僕は君を愛している。だけど君とは結婚できない。
Boku wa kimi wo aishi teiru. Dakedo kimi to wa kekkon dekinai.
I love you. But I can't marry you.
例文
彼は優しい。だけど怒るととても怖い。
Kare wa yasashī. Dakedo okoru to totemo kowai.
He is kind. But when he gets angry, I'm very scared.
例文
このレストランは人気がある。だけど私はあまり好きではない。
Kono resutoran wa ninki ga aru. Dakedo watashi wa amari sukide wa nai.
This restaurant is popular. But I don't like it very much.
4. でも(demo)
「でも(demo)」は文と文をつなぐ接続詞で、前に述べた事柄を肯定しながら、それとは反対の内容を言う時に使います。「でも(demo)」も「だけど(dakedo)」と同じようにカジュアルな場面で使う表現です。
例文
彼は一生懸命勉強した。でも試験に合格できなかった。
Kare wa isshōkenmei benkyō shita. Demo shiken ni gōkaku dekinakatta.
He studied hard. But he couldn't pass the exam.
例文
仕事を辞めたい。でもお金を稼ぐためには辞められない。
Shigoto wo yametai. Demo okane wo kasegu tame ni wa yamerarenai.
I want to quit the job. But I can't quit to make money.
例文
夫が不倫をした。でも私は許した。
Otto ga furin wo shita. Demo watashi wa yurushita.
My husband had an affair. But I forgave him.
5. のに(noni)
「のに(noni)」は前の事柄から予想されることと逆のことを言う時に使います。話し手の主観的な感情が含まれています。
例文
彼はもう30歳なのに、やることが子どもみたいだ。
Kare wa mō 30-sai nanoni, yaru koto ga kodomo mitaida.
He's 30 years old, but he's like a kid.
例文
旅行を楽しみにしていたのに、急な仕事で行けなかった。
Ryokō wo tanoshimi ni shite ita no ni, kyūna shigoto de ikenakatta.
I was looking forward to the trip, but I couldn't go because of a sudden job.
例文
彼は優しくてお金もたくさん持っているのに、なかなか恋人ができない。
Kare wa yasashikute okane mo takusan motte iru no ni, nakanaka koibito ga dekinai.
He is kind and has a lot of money, but he can't find a girlfriend.
例文
アメリカに留学していたのに、英語が全く話せない。
Amerika ni ryūgaku shite ita no ni, eigo ga mattaku hanasenai.
I was studying abroad in the United States, but I can't speak English at all.
日本語には、逆接の言い方がたくさんありますね。日本語で逆説の言い方に関心があるなら、日本語をもっと勉強して日本語のいろいろな表現が言えるようになってみませんか?
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