compare
私たちは、日常的に比較をしながら考えたり、評価するために比較表現を使っています。比較表現が使えるようになると、言いたいことをわかりやすく伝えることができます。比較表現を使う時に欠かせないのが、形容詞です。この記事では、よく使う日本語の比較表現4つと、覚えておくと便利な形容詞を説明します。
1. AはBより〜です(A wa B yori ~desu)
日常会話で標準的に使う日本語の比較表現です。「アメリカは広い」と言うよりも、「アメリカは日本より広い」と比べる対象を一緒に伝えた方が聞き手にわかりやすく伝えることができます。
例文
アメリカは日本より広いです。
Amerika wa Nihon yori hiroi desu.
The United States is larger than Japan.
面積を比較するときは、「広い」を意味する日本語の「広い(hiroi)」を使ってみましょう。「広い」の対義語である「狭い」は日本語で「狭い(semai)」と言います。
例文
ポールは私より背が高い。
Pōru wa watashi yori se ga takai desu.
Paul is taller than me.
身長や高さを比べるときは、「高い」を意味する日本語の「高い(takai)」を使ってみましょう。「高い」の対義語である「低い」は、日本語で「低い(hikui)」と言います。
例文
エミリーはケイトより足が速いです。
Emirī wa Keito yori ashi ga hayai desu.
Emily runs faster than Kate.
物の動く速度を比べるときは、「速い」を意味する日本語の「速い(hayai)」を使ってみましょう。「速い」の対義語である「遅い」は、日本語で「遅い(osoi)」と言います。
例文
最新式の顕微鏡の性能は古い顕微鏡の性能よりも優れている。
Saishin-shiki no kenbikyō no seinō wa furui kenbikyō no seinō yori mo sugurete iru.
The performance of modern microscopes is superior to that of older microscopes.
優劣を比較するときは、「優れている」を意味する日本語の「優れている(sugurte iru)」を使ってみましょう。「優れている」の対義語は「劣っている」で、日本語では「劣っている(ototte iru)」と言います。
2. Aより Bの方が〜です(A yori B no hou ga 〜desu)
「AよりBの方が〜です」(A yori B no hou ga ~desu)はBを際立たせて伝えたいときに使う比較表現です。
例文
英語より日本語の方が難しいです。
Eigo yori nihongo no hou ga muzukashī desu.
Japanese is more difficult than English.
物事の難易度を比較するときは、「難しい」を意味する日本語の「難しい(muzukashī)」を使ってみましょう。「難しい」の対義語は「易しい」で、日本語では「易しい(yasashī)」と言います。
例文
カメよりライオンの方が危険です。
Kame yori raion no hou ga kiken desu.
Lions are more dangerous than turtles.
安全性を比較するときは、「危険な」を意味する日本語の「危険な(kiken’na)」を使ってみましょう。「危険な」の対義語は「安全な」で、日本語で「安全な(anzen’na)」と言います。
例文
うどんよりラーメンの方が有名です。
Udon yori rāmen no hou ga yūmei desu.
Ramen is more famous than udon.
人気度を比べるときは、「有名な」を意味する日本語の「有名な(yūmeina)」を使ってみましょう。人気であることを表現する言葉は「有名な(yūmeina)」の他に「人気な(ninkina)」があります。
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3. Bは Aより〜です(B wa A yori 〜desu)
「AはBより〜です(A wa B yori ~desu)」のAとBを反対にした表現です。Bが比較対象と比べて劣っているなど、消極的な表現をする時に使うことが多いです。
例文
日本はアメリカより小さいです。
Nihon wa Amerika yori chīsai desu.
Japan is smaller than America.
日本語の「小さい(chīsai)」は「小さい」を意味します。
例文
私はポールより背が低いです。
Watashi wa pōru yori se ga hikui desu.
I'm shorter than Paul.
日本語の「低い(hikui)」は「短い」を意味し、身長が低いときに使うことが多いです。
例文
ケイトはエミリーより足が遅いです。
Keito wa emirī yori ashi ga osoi desu.
Kate runs slower than Emily.
速さを表す表現の一つ、「遅い(osoi)」は「遅い」を意味します。
4. Aは Bと比べて〜です(A wa B to kurabete 〜desu)
「〜と比べて」(〜to kurabete)はこれまでに紹介した3つの比較表現と比べて少し重苦しい印象がある表現です。学校の授業やビジネスでの会議など、フォーマルな場面で主に使います。まずは3つの表現を先に覚えてから挑戦してみましょう。
例文
フィリピンは東京と比べて暑いです。
Firipin wa Tōkyō to kurabete atsui desu.
The Philippines is hotter than Tokyo.
気温を比べるときは、「暑い」を意味する日本語の「暑い(atsui)」を使ってみましょう。「暑い」の対義語である「寒い」は、日本語で「寒い(samui)」と言います。
ちなみに、気温を比べるときと温度を比べるときの日本語は間違えやすいので気をつけましょう。
温度を比べるときは、「熱い」を意味する日本語の「熱い(atsui)」を使います。「暑い」を意味する日本語と同じ読み方をしますが、漢字が違います。「熱い」の対義語である「冷たい」は日本語で「冷たい(tsumetai)」と言います。
例文
ユーロは円と比べて高いです。
Yūro wa en to kurabete takai desu.
The euro is expensive compared to the yen.
物の価値を比べるときは、「高い」を意味する日本語の「高い(takai)」を使ってみましょう。「高い」の対義語である「安い」は、日本語で「安い(yasui)」と言います。
日本語には、比較を表現する言葉がたくさんありますね。日本語の比較表現に関心があるなら、日本語をもっと勉強して日本語のいろいろな表現が言えるようになってみませんか?
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