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職場で使える!日本語で物を数えるときの言い方

2021年6月25日

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日本語の物の数え方にはさまざまな表現があり、少し難しいかもしれません。そこで今回は、日常でよく使われる「物を数えるときの言い方」を例文と一緒に紹介します。レストランで注文するときや、職場でふと忘れてしまったときに、見直してみると良いかもしれません。

1. 人数を数える「人(nin)」と「名(mei)」

「人(nin)」は人数を数えるときに数字の後ろにつけて使います。基本的に、数字に「人(nin)」をつけるだけで人数を表現できるのですが、1人と2人を言う時だけ発音が違うので気を付けましょう。

1人(hitori):1人

2人(futari):2人

3人(san-nin):3人

4人(yo-nin):4人

5人(go-nin):5人

6人(roku-nin):6人

7人(nana-nin /shichi-nin):7人

8人(hachi-nin):8人

9人(kyū-nin):9人

10人(jū-nin):10人

11人(jūichi-nin):11人

12人(jūni-nin):12人

人数を数える時は「名(mei)」を使うこともできます。「名(mei)」は人数が特定できている時や、フォーマルな場面で礼儀正しく表現する時に使います。そのため、「名(mei)」は主にサービスを提供する立場の人がお客に対して使います。レストランで店員が人数を確認する時や、ホテルでコンシェルジュが予約人数を確認する時は「名(mei)」を使います。

例文

当ホテルは、本日満室のため2名さまでのご予約を承ることができません。

Tō hoteru wa, honjitsu manshitsu no tame 2-mei sama de no go yoyaku wo uketamawaru koto ga dekimasen.

Our hotel is fully booked today and cannot accept reservations for 2 people.

例文

いらっしゃいませ。3名でランチをご予約の田中さまですね。

Irasshaimase. 3-mei de ranchi wo go yoyaku no Tanaka-sama desu ne.

May I help you? Mr. Tanaka, you have a reservation for lunch for 3 people.

ビジネスで顧客に人数を伝えるときは丁寧に伝えるのが適切なので、顧客との会話や連絡、社内での会話でも「名(mei)」を使います。

例文

明日の会議ですが、弊社からは私に加えて3名のスタッフを同席させていただきます。

Ashita no kaigi desuga, heisha kara wa watashi ni kuwaete 3-mei no sutaffu wo dōseki sa sete itadakimasu.

For tomorrow's meeting, three staff members will be joining me from our company.

2. 資料や紙の枚数を数える「枚(mai)」「部(bu)」

会社で働いていると書類のやりとりが頻繫にありますが、実は日本語は書類の種類で数え方に違いがあります。人数のように数字で発音が変わることはないので使うのが簡単です。1枚の紙を数える時は、「枚(mai)」を使います。手紙の場合は葉書のように1枚の紙や封筒に入ったものすべて「通(tsu)」を使って数えます。

例文

書類を1枚コピーする。

Shorui wo 1-mai kopī suru.

I make a copy of the document.

例文

部長宛ての請求書が速達で3通届いた。

Buchō-ate no seikyū-sho ga sokutatsu de 3-tsū todoita.

I received three invoices addressed to the director by express delivery.

資料やパンフレットのように綴じてまとまっている書類は、「部(bu)」を使います。更に、書籍のように厚みのあるものに対しては、「冊(satsu)」を使用します。

例文

資料を一部ずつ配っておいてください。

Shiryō wo ichibu zutsu kubatte oite kudasai.

Please hand out one set of materials.

例文

100種類以上の製品を紹介しているカタログを1冊差し上げます。

100 shurui ijō no seihin wo shōkai shite iru katarogu wo 1-satsu sashiagemasu.

We will give you one catalog that introduces more than 100 kinds of products.

それぞれの数え方を注意して使い分けなくても、相手に物の数を伝えることはできます。しかし、一枚と一部のように数え方を間違えると、仕事に影響がでてしまう場合もあるので、なるべく気を付けましょう。

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3. 会社の数を数える「社(sha)」

取引している会社の数を数えるときや、就職面接で会社の数を伝えたいときは、数字の後に「社(sha)」をつけましょう。取引先が銀行の時は「行(kou)」と言うこともあります。

例文

我が社のサービスを利用している企業は500社以上に上ります。

Waga sha no sābisu wo riyō shite iru kigyō wa 500-sha ijō ni noborimasu.

There are more than 500 companies using our services.

例文

業務委託の候補企業を5社、明日までに探しておいてください。

Gyōmu itaku no kōho kigyō wo 5-sha, ashita made ni sagashite oite kudasai.

Find 5 candidate companies for outsourcing by tomorrow.

4. 案件や企画の数を数えるときに便利な「件(ken)」

自分が担当している案件や会議の議案を数える時は、「件(ken)」を使うようにしましょう。「件(ken)」を使うと事柄や事案を数えることができます。

例文

今日は会議が3件連続であるから忙しい。

Kyō wa kaigi ga 3-ken renzoku de aru kara isogashī.

I'm busy today because there are 3 meetings in a row.

「件(ken)」は物事を意味するので、例えば問い合わせの数も「件(ken)」で数えることができます。

例文

商品に関する不具合が、2件報告されています。

Shōhin ni kansuru fuguai ga, 2-ken hōkoku sa rete imasu.

Two product defects have been reported.

5. 書籍を数える時に使う「冊(satsu)」「巻(kan)」

書籍を数えるは「冊(satsu)」を使うのが一般的です。単行本は基本的に「冊(satsu)」を使って数えましょう。

例文

今年の目標は本を毎月2冊読むことです。

Kotoshi no mokuhyō wa hon wo maitsuki 2-satsu yomu koto desu.

This year's goal is to read two books each month.

例文

図書館に行って本を4冊借りた。

Toshokan ni itte hon wo 4-satsu karita.

I went to the library and borrowed four books.

日本で人気の漫画の冊数を数える時は「冊(satsu)」の他に「巻(kan)」を使って数えることもあります。「巻(kan)」を使うと、その本は一冊で完結せず、話が続いていることを相手に伝えられます。

例文

大好きな冒険物語の漫画を13巻まで読んだ。

Daisukina bōken monogatari no manga wo 13-kan made yonda.

I read up to 13 volumes of my favorite adventure story manga.

例文

この物語の下巻は感動のあまり涙を流さずにはいられない。

Kono monogatari no gekan wa kandō no amari namida wo nagasazu ni wa ira renai.

The second volume of this story is so moving that I cannot help but shed tears.

今回は人数や枚数、冊数など職場で使うことの多い数え方の表現をご紹介しました。ところで、日本語には500以上の物の数え方があることを知っていますか?日本人ですら知らない物の数え方が使えるようになると、日本人の友達にきっと驚かれます!日本語が少しでも気になったら、経験豊富な先生が実用的な日本語を教えてくれるヒューマンアカデミー日本語学習Plusに無料で会員登録してみませんか?現在、無料体験できる授業の参加者を募集しています!

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